アロハ!

プナのパホアに溶岩流が接近していることから、色々な友人やクライアントから、心配のメールを頂いています。
コナは島の反対側ですから、まったく別世界で、心配には及びません。

土曜日の時点で溶岩はパホアの町から150mのところで停滞しているようですが、パホア墓地の辺りでは、時速およそ5m程度で動いているようです。
何とかここで止まってくれるといいのですが。

ハワイ島に来た2001年にキラウエアの活動が活発化して、ふたたび溶岩が流れ始めました。
溶岩ツアーでガイドをしばらくやりましたが、毎日本当に面白かったです。
車を降りるとすぐに溶岩が流れている日もあれば、1時間ハイクして探す日もありました。
雨でびしょぬれになった身体を溶岩の熱で乾かしたこともありました(10分も立っているとパリパリに乾きます)。
生き物のように毎日状態が変わるのが、なんとも興味深かった記憶があります。

溶岩にはやわらかいパホエホエと岩状のアアの2種類あります。写真を見る限りパホアに流れてきているのはパホエホエのようですね。

下の写真はガイド時代のもの。
ハワイ島に来たばかりでしたからいつでも溶岩が見られるものとばかり思っていましたが。
2001年-2002年のような溶岩は、あれ以来見られていません。

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今「パホアに行けばいいんじゃない?」
と思われる方も多いかと思いますが、実は今パホアは事実上立ち入り禁止です。

ハワイ州はこのたび自然災害法を制定し、パホアの住民以外が溶岩流に近づくことを禁止していますし、住民が部外者を溶岩流に連れて行くことも禁じています。

この法律がなければ、多分多くの「パホア溶岩流ツアー」が乱立して、どうにもならなくなるでしょう。
これから家を立ち退かざる人も出るでしょう。そういった中、治安と安全をどうやって保つかは大きな問題です。

ハリケーンに溶岩、プナは今年は大変です。
コナは穏やかでありがたいことです。

下も自分で撮影した溶岩です。溶岩の写真などいつでも撮れると思い、ほとんど写真がないのが残念。

もっと撮っておけばよかった!

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